優先すべきは患者の命であること

岡本医師　小線源治療専門病院を開業（2024年4月）

大津市民病院　新理事長・・不可解な就任の経緯

医師大量退職問題で揺れる大津市民病院理事長に、滋賀医科大河内氏が内定したと伝えられるが、この河内教授は、滋賀医科大において過去に、全く治療経験のない医師に小線源治療を行わせようとした。前立腺がん手術の順番を待っていた患者に対して、その治療を受けられないようにする妨害行為をした。など数々の不適切な指示をしている。
このような医師が大津市民病院の新理事長になるなど、もってのほかである。

大津市民病院　新理事長・・不可解な就任の経緯

岡本医師　小線源治療を再開（2021年8月）

滋賀医大付属病院の小線源治療は、岡本医師が「局所再発ゼロを目指した治療」に取り組み高い成果をあげてきましたが、病院の方針転換により2019年12月で終了しました。2021年8月2日からは、宇治病院において新たなチームで「密封小線源治療」を行っています。

治療法の決定に際して十分な情報が医療機関から提供がされている、とは言えないのが現状であり、スタートの時点から多くの患者さんが迷いと苦しみに放り出されている
再発のない前立腺がん治療を目指して　▷ 前立腺癌密封小線源治療　岡本圭生

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▶ 滋賀医大病院は、癌を告知された患者に多大な苦痛を与えている。

《新刊》安江 博『一流の前立腺がん患者になれ！ 最適な治療を受けるために』

「前立腺がんとはなにか？」をまず徹底究明されたそうです。そして現在日本ではどのような治療が行われているのか？　治療法ごとのメリット・デメリットなどを詳細に検討し、最終的にご自身が受けることとなった、治療法を確信をもって選択された


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癌と戦う前に、必要だったのは病院に対する抗議活動だった

癌というだけでも、精神的には辛い状況であるにもかかわらず、やっとみつけた「納得できる治療」が受けられないと知った時の無念さ、辛さは、どれほどのものだろうか。
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ここでは、多くの方に治療体験談をお寄せいただいたが、トリモダリティ療法を受けた 神戸、宮内（仮名）さんの体験談を紹介します。　宮内さんも、癌というだけでも大変なのに、多くの時間を抗議活動に費やすことになってしまった一人です。
癌と戦う前に、必要だったのは病院に対する抗議活動だった

京都の宇治病院で再開、1年半の中断の背景に潜む大学病院の社会病理

大学病院から追放された非凡な医師が医療現場に復活を果たした。前立腺癌治療のエキスパートとして知られる岡本圭生医師が、治療の舞台を滋賀医科大付属病院（大津市）から、宇治病院（京都市宇治市）に移して治療を再開したのだ。

わたしがこの事件を取材したのは、寄付講座の最後の年、2019年に入ってからである。取材を通じて、過去に滋賀医科大病院が優秀な心臓外科医を追放したことがあるのを知った。この病院は、優秀な人材を活用できない。
滋賀医科大学附属病院問題 黒薮哲哉

滋賀医大付属病院の小線源治療

この患者会は、滋賀医大に岡本医師が在籍している時に設立された組織であるため、旧組織名は「滋賀医科大学 小線源治療患者会」ですが、もともと滋賀医大病院とは直接関係しない独立した組織です。
2020年以降、滋賀医大病院で行われている前立腺がんの小線源治療は、これまでの岡本医師の治療とは別の医療体制です。小線源治療は、泌尿器科と放射線科の両方の医師によって行われますが、放射線科の医師は従来通りですが、泌尿器科の医師は2020年から小線源治療を開始した医師です。私達はその詳しい治療内容を知りません。混同しないようにご注意ください。

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– – – 以下2020年までの経緯　- – –

手術をめぐり嘘判明（9月6日　滋賀中日新聞）

手術を巡る説明義務違反について損害賠償を求めた裁判で、
滋賀医大　泌尿器科科長による公文書偽造の疑いが浮上した。科長と岡本医師の連名、はんこ付きで記された人事書類に関して、岡本医師が「見たことがない」と主張。判決は陰影などを根拠に書類は岡本医師の意思で作られたものではないと認めた。この泌尿器科科長科長は八月に書類送検された。
手術をめぐり嘘判明（9月6日　滋賀中日新聞）

滋賀医大教授書類送検（8月28日　中日新聞）

滋賀医大教授書類送検（8月28日　中日新聞）
大津県警は、滋賀医科大の学内人事に関する公文書を偽造した疑いで、8月2１日、滋賀医大泌尿器科学講座の男性教授を大津地検に書類送検。
滋賀医大教授書類送検（8月28日　中日新聞）

2020年4月14日、大津地裁は「説明義務違反賠償請求訴訟」について判決を下した。

大津地裁は、岡本医師の治療が「他の小線源治療では、質的にまったく異なる」と認定しながらも、全ての患者に対して、一律に岡本医師の治療の優位性を説明しなければ「説明義務違反になるとまではいえない」として、患者側の請求を棄却した。

同じ病院内で「質的にまったく異なる治療が可能」であるにもかかわらず、それを説明しないのは、患者に対して不誠実な医療であるにもかかわらず、法的にはそれが認められなかったのだ。
詳しくは
黒薮哲哉の「メディア黒書」：大津地裁が原告患者らの請求を棄却

わかりにくい内容なので、さらに患者会による説明をお読みください
裁判所、実質、説明義務違反認める

前立腺がん、手術後の非再発率99％の小線源治療、画期的な「岡本メソッド」確立

前立腺がん治療において手術後７年の非再発率が９９．１％――。
そんな驚異的な成果を示す論文が、２月２８日付けの医学誌「ジャーナルオブコンテンポラリーブラキセラピー（Journal of Contemporary Brachytherapy）」に掲載された。電子版には、それに先立つ１月１９日に掲載されている
黒薮哲哉／「メディア黒書」主宰者
https://biz-journal.jp/2020/04/post_149587.html

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– – – 以下2019年までの経緯　- – –

2019年・私の総括　滋賀医大病院に抗い続けた患者会活動が孕む「希望の革命」

患者会のメンバー、弁護団、取材にかかわる組織メディアのメンバーや、われわれフリーのライター。滋賀医大問題で顔をあわせるひとびとはみな個性豊かだ。この多様性が、大きな相手に対する闘いを可能にせしめたのだろう。

来年も遅れることなく取材を続けたい。「革命」の萌芽を取材し、可能であれば私も参加したい。
▶ 《滋賀医科大学附属病院問題》, 田所敏夫│デジタル鹿砦社通信

滋賀医科大事件、本人尋問で説明義務違反の構図が明らかに── 被告が続ける実りのない岡本医師への人格攻撃 ［特別寄稿］黒薮哲哉

前立腺癌治療の過程で、主治医が治療方針を十分に説明しなかったとして、4人の患者が滋賀医科大病院の2人の医師を訴えた裁判の本人尋問が、17日、大津地裁で行われた。
この日、出廷したのは原告の4患者と彼らの主治医だった被告.成田充弘准教授、それに成田医師の上司にあたる被告.河内明宏教授である。これら6人の本人尋問を通じて、成田.河内の両医師に説明義務違反があったとする原告らの主張が改めて裏付けられた。
2019年12月21日 カテゴリー 《滋賀医科大学附属病院問題》, 社会問題一般, 黒薮哲哉

滋賀医大病院は誰のためにある？、ついに裁判はヤマ場へ！

病院は患者の治療を最優先にすると思っていたが、それは幻想だった。滋賀医大は患者の治療という本来の目的を忘れ組織の防衛のために奔走する。今回は泌尿器科で起きた事件ではあるが、これによって１つの重要な治療法が失われる、これは滋賀県民にとっても大きな損失であることを認識されたい。医大はいったいどこへゆくのだろう。
https://siga-kanjakai.syousengen.net/ootsu-chisai-1121/

新刊『名医の追放－滋賀医科大病院事件の記録』

泌尿器科の医師らが、手術未経験を患者に隠し治療を企んだ。その暴挙を告発・阻止し、患者を救ったひとりの医師が今、病院を追われようとしている。患者の命より病院幹部のメンツを優先する〝黒い巨塔〟の闇に迫る！、是非ご購入ください
▶ 詳しくはこちら：名医の追放－滋賀医科大病院事件の記録

患者と社会に対し重大な背信・背任行為を行った松末病院長は即刻辞職すべき！

滋賀医大病院がホームページで行った「７月からの泌尿器科による小線源治療の実施告知」は、実際には実施できる体制などないものであり、・・実質的に「岡本医師への治療妨害」といえる。
また、同病院病院長による「前立腺がん治療に関する情報提供」として公表された資料は、医師としての冷静さを欠いた情報操作である。このような院長の存在は滋賀医大病院で真摯に治療に取り組んでいる医師にとっても不利益をもたらす。この件について患者会は滋賀医大に説明会を開くよう求める
▶ 松末病院長は直ちに滋賀医大病院を辞職すべき

大津地裁は滋賀医大の異議の申し立てを退けた

滋賀医大は、「１１月末までの期間、岡本医師による小線源治療の実施の妨害を禁止する」とした大津地裁仮処分決定に対し異議を申し立てていましたが、
大津地裁は２２日、その異議を退ける決定をしました。滋賀医大は、保全抗告を断念し、裁判所の判断にしたがって妨害を止めるべきです。
▶ 患者会│滋賀医大は,裁判所の判断に従って妨害を止めるべき（2019 8/22）

成田医師の医療過誤を隠蔽した滋賀医大病院泌尿器科、独自治療開始も手術予定は10月までで１件だけ..

滋賀医科大学医学部付属病院の泌尿器科の暴走が止まらない。岡本圭生医師による前立腺癌患者に対する小線源治療を妨害しないよう仮処分命令を受けたあとも、大学病院は手術枠を減らしたり…
外部リンク▲ mynewsjapan.com 黒薮哲哉10:20 07/23 2019

MBS TV 2019/06/30放送 閉じた病棟～大学病院で何が

前立腺がんの放射線治療打ち切りを巡り、滋賀医科大学付属病院の医師や治療を望む患者らと、病院側との間で持ち上がった対立に、関係者の証言から迫るドキュメンタリー「映像’19　閉じた病棟～大学病院で何が起きたのか」が30日深夜（7月1日午前）0時50分、MBS（大阪市）で放送されました
▶ MBS TV 映像’19　閉じた病棟～大学病院で何が起きたのか

病院長による「前立腺がん治療に関する情報提供」は情報操作！

2019.06.11、病院からのお知らせに「前立腺がん治療に関する情報提供」が掲載されましたが、これは、病院長が、長期ホルモン療法が治療成績に強く影響することを知りながら、それをあえて無視して抽出した論文の治療成績を羅列しているだけのものであり、見る側に治療成績の誤った認識を与えようとする悪質な文書
▶ 病院長による「前立腺がん治療に関する情報提供」は情報操作！

滋賀医科大病院、がん患者270人の治療を突然中止…背景に“医療ミスの隠蔽”か

　そもそも小線源治療をめぐる係争の背景に何があるのだろうか。なぜ、寄附講座とそれに併設する岡本外来が閉鎖され、岡本医師が大学病院から追放されようとしているのだろうか。
2019年6月23日
外部リンク▲ https://biz-journal.jp/2019/06/post_28474.html
外部リンク▲ https://www.excite.co.jp/news/article/Bizjournal_mixi201906_post-15807/

不当医療行為を組織ぐるみで隠ぺいか？

滋賀医大附属病院「説明義務違反」損害賠償裁判、第5回口頭弁論報告

6月11日13時30分から大津地裁で、滋賀医大附属病院泌尿器科の河内、成田両医師が23名の患者さんに施術の実績がないことを伝えずに手術を行おうとした「説明義務違反」の損害賠償を求める裁判の5回目の弁論が開かれた
外部リンク▲ 第5回口頭弁論報告 : デジタル鹿砦社通信　 2019.6.14

前立腺がん治療の妨害禁止命令　滋賀医大が異議申し立て

滋賀医大病院は、岡本圭生医師が治療するのを妨げてはならないと命じた大津地裁の仮処分決定を不服として、決定の取り消しを求める保全異議を同地裁に申し立てた。

滋賀医大病院の前立腺がんの小線源治療について、１１月まで担当医の岡本圭生医師が治療するのを妨げてはならないと命じた大津地裁の仮処分決定を不服として「決定の取り消しを求める保全異議」を同地裁に申し立てた。
▶ 朝日新聞デジタル│出河雅彦 2019年6月7日14時00分

無理な要求で自殺も考えた…“名医”が滋賀医大病院を追われる理由

治療を打ち切ろうとしている滋賀医科大学病院に対して、患者たちは署名活動やデモ行進までして治療継続を要請しているが、大学が方針を変える気配はない
外部リンク▲ AERAdot.│出河雅彦2019.6.3 16:00週刊朝日
│アーカイブ：aera2019_6_3

大津地裁：「病院側は治療を妨害してはならない」

高悪性度の「癌」であっても非常に高い根治率をもつ医師がいるにもかかわらずその医師の治療を予定されていた数十人の患者に対して、病院は治療を中止させた。
病院は、「治療後の経過観察が６ヶ月必要であるから」など、根拠のない６ヶ月という数字を使ってでも患者の治療を阻止しようとし、さらには、今年はじめから”治療が遅れれば命の危機にさらされかねない患者”の紹介状の受け取りを拒否、つまり初診患者の門前払いをしてきたのである、病院は「患者の命を守るために注力すべき」というあたりまえのことがなされていない・・少なくとも滋賀医大病院院長の頭にはそのような発想はない。いったい病院は何を守ろうとしているかわからない
今回、大津地裁から当然の判断がくだされたと言って良い。
滋賀医大小線源治療患者会

最初の司法判断は岡本圭生医師の完全勝訴――滋賀医科大の小線源治療をめぐる事件で法的措置が多発

前立腺癌患者に対する小線源治療の妨害事件で大津地裁は2019年5月20日、滋賀医科大に対して、治療妨害を禁止する前代未聞の仮処分命令を下した。
外部リンク▲ mynewsjapan.com

「病院側は治療を妨害してはならない」前立腺がん治療継続求める患者の訴え認める　大津地裁

報道各社 ▶ 大津地裁：「病院側は治療を妨害してはならない」
詳しく読む
司法が画期的判断！ 滋賀医大附属病院を相手取り「治療妨害の禁止」を求めた岡本医師と患者7名の仮処分申立て、大津地裁が請求を認める決定下す！
外部リンク▲ デジタル鹿砦社通信　田所敏夫

ABC特集　病院でいったい何が？

「治療の妨害をしないで」 完治9割以上のがん治療が急きょ受診できず　病院でいったい何が？
前立腺がんの患者らが、滋賀県にある大学病院に「治療を妨害」しないよう求める、異例の事態が起きています。
外部リンク▲ 【ABC特集】　Yahoo! ニュース5/16(木) 19:11配信

ABC 関西ニュース 05/10 18:57

医師の任期切れ問題に揺れる滋賀医大病院　「推薦書偽造」で教授を刑事告訴へ

滋賀医大病院の医師の任期切れに、がん患者らが反発している問題で、この医師が大学の教授に対する刑事告訴を申し立てました。

この問題は、前立腺がん治療を手がける滋賀医大病院の岡本圭生医師の任期切れを前に、患者らが治療継続を求めているものです。岡本医師らは、大学には未経験の医師に治療をさせる計画があり、岡本医師が、これに反対したことが背景にあると主張。計画に関して医師の推薦書が偽造されていた疑いがあると訴えています。岡本医師の代理人の弁護士は「岡本というハンコが押されていた。しかし、その文書は岡本医師がまったく身に覚えのない文書」と話しています。病院側は「内容を把握していない」としています。

外部リンク▲ ABC 関西ニュース

ABC 2019/05/02 18.15　キャスト

関西圏のテレビ　ABC　５月２日、１８時１５分からのキャストにおいて滋賀医大の問題が取り上げられました、ご覧いただけたのは関西圏にお住まいの方だけでしたが、その内容をお知らせします。

▶ ABC：前立腺がん 驚異の治療が終了!?

MBS 2019/03/21放送 MBS：病院の中で何が起きているのか

MBSで報道されました。治療を望む患者がいて治療ができる専門医師もいるのに病院側が認めない。病院の中で何が起きているのか。

▶ MBS 2019/03/21放送 治療が受けられない？専門医師いるのに病院が治療認めない理由

どうしてこういうことになったのか、病院の内実はわからないが、ただ”患者がないがしろにされている”極めて異常な形態です。　井戸弁護士（患者会）
▶ 問題の背景：患者に対して誠実であるかどうか？

厚生労働省に治療の継続を要請（３月１３日）

滋賀医大・岡本圭生医師による「前立腺がん小線源治療打ち切り」問題で、患者会は１３日、厚生労働省に約2万8千人分の署名を持参して治療の継続を要請。

▶ 厚生労働省に署名を持参して治療の継続を要請（３月１３日）

患者のために体を張った医師に対する組織的報復

滋賀医科大病院で、小線源治療の手術経験がまったくない泌尿器科の医師が、患者を手術訓練に利用しようとした事件が発覚した
▶ 滋賀医大付属病院で発覚した患者モルモット未遂事件│黒薮哲哉　MyNewsJapan

大津地裁2月7日 仮処分申し立て

滋賀医大で岡本医師の小線源治療を希望する患者が、病院の決定で治療を受けられなくなったため、７人の患者さんと岡本医師が「治療を受けられるよう病院による妨害を禁止する仮処分」を２月７日に大津地裁に申し立てました。

▶ 大津地裁2月7日 仮処分申し立て

滋賀医大病院における、前立腺がん患者のカルテ不正閲覧

滋賀医大病院（大津市）で前立腺がんの小線源治療を受けた患者と家族らで作る患者会は１６日、泌尿器科教授らが担当医でもなく診療にも関与していない患者のカルテを不正に閲覧していたとして、厚生労働省に調査するよう求めた。
外部リンク▲ 「１千人のカルテ不正閲覧」滋賀医大病院の患者会が訴え：朝日新聞デジタル

滋賀医大小線源治療患者会のメンバーが1月16日、厚生労働省を訪れ、滋賀医大附属病院泌尿器科の医師らが中心となり、約1000名にのぼる患者カルテの不正閲覧が行われていた‟事件“についての対応を申し入れた。
▲ 患者1000名のカルテを組織的に不正閲覧！院長も手を染めた滋賀医大附属病院、底なしの倫理欠如│デジタル鹿砦社通信

前立腺がん患者用のQOL調査票であるFACT-P改ざん

滋賀医科大学病院で、前立腺がんの患者に対して行われたQOL調査票で、実施に必須とされる「患者への説明と同意」がまったくないまま回答させたこと。また、その内容の一部に改ざんされた疑いがあるとして、患者会代表が厚生労働省などに調査を要請しました。

▶ QOL調査票であるFACT-Pの不適切な実施

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– – – 以下2018年までの経緯　- – –

医大は、他院からの紹介患者を門前払い

滋賀医大は、他院から前立腺癌で岡本医師宛に紹介されてくる患者さんに対して、紹介状を受け付けないという対応をしています（２０１８年１２月）
▶ 滋賀医大は岡本医師の新患の受付を停止

滋賀医科大学に対する仮処分の申し立て

デジタル鹿砦社通信
滋賀医科大学に仮処分の申し立てを行った岡本圭生医師の記者会見詳報
外部リンク▲ http://www.rokusaisha.com/wp/?p=28366

日本の小線源治療のフラッグシップであった滋賀医大は、その「社会的責任を放棄」しようとしている

滋賀医大 岡本医師はこれまで、1000人以上もの前立腺癌患者に小線源治療を行い、高リスク前立腺癌であっても５年非再発率95％以上という非常に信頼性の高い治療を実施してきました。これは日本でもトップクラスであり、全国から多くの患者が訪れています、しかし・・
滋賀医大附属病院に掲示された “前立腺癌密封小線源外来の更新について” によれば、岡本医師に代わり、2019年7月から別の医師による▶ 「標準的な小線源治療を実施」するとしています。

癌と告げられた私達の一番の願いは唯一「完治したい」ということです。現在の信頼性の高い治療法を捨て、新しい医師による治療を開始することが、患者のためであるとは思えません。

▶ 岡本医師の治療継続を要望する署名にご協力ください。説明はこちら
▶ 優れた治療法を未来につなぐために

 

未経験を告げずに「治療計画」- ２３人の患者が巻き込まれた

２０１５年、滋賀医大泌尿器科は、２３人の前立腺癌患者を泌尿器科が計画した小線源治療に誘導しましたが、その担当医には小線源治療の経験が全くありません。しかし患者にその事実を隠したまま、手術をしようとしました。

患者には、自分自身に関わる事項について自由な決定を行う権利があり、この権利を行使する前提として、必要な情報を得る権利を有しています。滋賀医大泌尿器科は、適切な情報提供をすることを怠りました。これらは患者の権利を著しく侵害するものです。詳しくは：▶ 説明義務違反について-患者会の見解

損害賠償請求訴訟を提起　2018年8月1日

患者の権利が侵害されたことに対して、2018年8月1日、滋賀医科大 泌尿器科で治療を受けた本人又はその相続人４名が、同病院泌尿器科科長、及び同科副科長に対して、説明義務違反を理由とする損害賠償請求訴訟を提起いたしました。詳しくは患者側弁護士による　▶ 滋賀医大事件記者会見説明要旨　を御覧ください。

新聞報道への大学の見解について 2018年8月1日

私達患者は、この問題に関して、昨年から何度も大学及び大学病院に対して説明を要求するとともに、説明会を開くよう要求してまいりました。しかし、それに対する意味ある回答はなされませんでした。しかしながら今回の提訴の動きが伝えられると、直ちに大学からの次のような声明が発表されました。

「７月２９日の朝日新聞に患者らによる本学附属病院の医師提訴にかかる報道がなされました。報道は、患者側の一方的かつ事実に反する意見をそのまま掲載したものであり、極めて遺憾であります。本学附属病院ではこれまで通り適切な情報提供を行うとともに・・・

「適切な情報提供」、まさにそれがなされていないことが問題です。詳しくは次を御覧ください。▶「朝日新聞報道への大学の見解」について

また、大学の声明には、このようなことが書かれていました。

「小線源治療の習得には指導医の下での研修が必要とされる」とありますが、このような法的な規則やガイドライン等はなく、経験が少なくても経験の豊富な医師の指導の下であれば泌尿器科の専門医が十分行うことのできる治療です。また、「小線源療法技術講習会」に参加、専門書等による自主学習、経験豊富な泌尿器科医と事前に交流などで、実際の手技は十分理解済み

書道の達人の技を見学しただけでは習得できないのと同様に、見学しただけでまともな手術ができるはずがありません。終始言い訳を連ねているだけですが、仮にこれが言い訳でないとすれば、あまりに患者の命を軽視しています。詳しくは次を御覧ください。▶ 小線源治療に対して、非常に甘い認識を持つ泌尿器科教授　

事件の背景を理解するために – 前立腺癌のこと –

この事件の背景を理解するには、前立腺癌のことを知っていただく必要があります。現在日本では前立腺癌患者が急増しており、いつあなたが、あるいは近親者が罹患しても不思議ではありません、より多くの方に知っていただきたい基本情報です。ぜひご覧ください。
▶ 前立腺癌について – 問題の背景を理解するために

前立腺癌治療においても問題になるのは、最初の治療で完治できなかった場合です。実は、再発というのは「運」などではなく、その主な要因は初回治療にあります。再発しないためにはどの治療を選択すべきか、これが重要です。
▶ 前立腺癌、治療の実際 – 問題の背景を理解するために２

Business Journal：岡本医師の治療

岡本　私の患者さんは5年後再発率低リスクから高リスクまで総計で2％ほどだと思います。高リスクの患者さんについても、再発率は5％以下です。再発された方のほとんどは、もともと画像に写らない転移が隠れていたケースです
ニュースサイトで読む:Business Journal

滋賀医大小線源患者会について

滋賀医大小線源患者会は、滋賀医大で小線源治療を受けた方や治療予定の方を中心として設立した組織で、現在1000名を超える会員数です。運営において、滋賀医科大学、及び滋賀医科大学付属病院との関係は一切ありません。

 

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