小線源単独療法   奈良 月原

カテゴリー: 小線源単独療法   滋賀医大

お住まいの地域:奈良県

治療を受けるまでの経緯は?

父親が前立腺がん、骨への転移によることが原因で亡くなったことから、私自身も50代から定期的にPSA検査を受けていた。数値は4以内に収まっていたが、2017年頃から数値が上昇、7~10になった。「一度生検をした方がいい」と言われ、2018年8月、大阪市内の病院で受けた結果、前立腺がんが見つかった。

さすがにショックだった。医師からは早速、摘出手術を受けるよう勧められたが、妻がかねてより調べてくれていた滋賀医大・岡本圭生先生による小線源治療を受けたく、生検を受けた病院には断りを入れた後、直接岡本先生にメールを書いたら、すぐ返事が来て、10月11日に初診を受けることができた。

先生と詳しい話をして、改めて小線源治療を希望したが、大体10ヵ月待ちの状況だった。それは覚悟していたが、大きな問題があった。当時、滋賀医大病院長が、2019年7月以降の小線源治療を中止させていて、予定通り治療を受けれるのかどうか先行き不透明な不安な日々を余儀なくされた。当時、岡本先生と患者会が打開のため精力的な活動をされていて、私も待機患者の一員として署名活動やデモ行進にも参加した。

JR草津駅街頭で、マイクを持って訴えたこともあった。2019年春、我々の活動が実を結び、司法判断により治療再開が決定したときの喜びは今も記憶している。2019年8月6月、岡本先生の小線源治療を無事受けることができた。

 PSA:7.3
 グリソンスコア:3+4
 陽性率:30%(生検20本中陽性6本)
 T分類:T2b
 診断時年齢:62歳
 触診の結果は?:不明

治療後にどう感じましたか

治療予定の方は現在の気持ち

術後約3年9ヵ月が経過したが、全く通常の生活ができている。3ヵ月に1度経過観察のため、宇治病院に通院しているが、PSAは0.2まで下がり、再発していない。また、1~2年は排尿障害に悩まされたが、今はほぼ解消している。ただ、シロドシン錠は私の意向で今も服用している。

たまたま、友人の一人が昨年前立腺がんを宣告されたが、事前に私から小線源治療のことを聞いていて、迷いなく、東京の病院で受けて術後も経過良好とのことである。
岡本先生、患者会の皆様に感謝の気持ちで一杯である。ありがとうございました。

現在の経過、伝えたいことなど

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

「患者ファースト」を無視した当時の滋賀医大のとんでもない措置には今も腹が立って仕方ないが、結果的には想定していた時期に治療を受けることができ、本当に嬉しく思っています。岡本先生には、今後も一人でも多くの患者を救っていただくと共に後継者育成にも尽力いただきたいと願っています。私としては、”小線源治療””岡本メソッド”の一層の普及のために、患者会の一員として活動できればと願っています。

患者さんへの質問:
もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選びますか?

「はい、この治療を選びます」


奈良 月原


 

奈良 月原さん、インタビューへの回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。
また、あとで私のコメントをここに記入させていただきます。

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