小線源単独療法   滋賀 須野辺

カテゴリー: 小線源単独療法   宇治病院

お住まいの地域:滋賀県

治療を受けるまでの経緯は?

2019年11月 人間ドック受診(55歳)
 PSA 4.21で要精密検査の診断を受ける。2018年までは、範囲内の値を推移。
2020年3月 赤十字病院で精密検査。 PSA 4.47。
2020年5月 赤十字病院にて経直腸的前立腺針生検を実施。
 前立腺がん T1c、グリソンスコア 3+4、骨転移無しの診断。

病院からは、ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術を進められるが、手術実績件数を調べると少ないことがわかり、不安になりネット検索で他の治療法を探索。

全摘除法、放射線療法などが日本でのメイン治療法であるが、どれも完治率が低く、30%の再発リスクがあり、合併症も見られ、普通の生活には戻れないと書かれていたのが大半であった。今後30年以上も尿失禁などのリスクを抱えながら生活するのは、耐えられない気持ちであった。

 最終的にたどり着いた治療法が、前立腺癌密封小線源治療であった。アメリカでは、一般的な治療法であったが、日本では、少数機関が治療を行っている状況であった。その中でも完治率が99%以上の成績を上げていた「岡本メソッド」にたどり着き、セカンドオピニオンを希望した。

2020年6月 宇治病院で岡本先生のセカンドオピニオンを受け小線源治療で完治が見込めると説明を受けた。丁寧に説明して頂き、安心して任せることができると思い、小線源治療の再開を期待して宇治病院での治療を決定し、先生にすべてお願いすることにしました。
2021年8月 小線源治療を再開することがわかり、1年程度の待機で治療が受けられることは、本当に幸運でした。
2022年1月 宇治病院にて密封小線源前立腺永久挿入術(単独療法)を受ける。

 PSA:8.2(最大)
 グリソンスコア:4+3
 陽性率:20%(生検10本中陽性2本)
 T分類:T2a
 診断時年齢:55歳
 触診の結果は?:所見なし

治療後にどう感じましたか

治療予定の方は現在の気持ち

治療は、事前に受けていた生検と同じで、下半身麻酔にて約1時間半の治療を終え、2泊3日で退院した。全く痛みは無く、生検を事前に受けていたからか、治療時間は短く感じた。

1週間もすると違和感も無くなり、治療前と同じ生活に戻ることができました。あのまま全摘除術を受けていたらと考えると怖くなります。岡本先生に巡り合えたのは、患者会の方々が情報を発信し続けて頂いた賜物と感謝しております。

現在の経過、伝えたいことなど

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

経過は順調で、日常生活でも特に大きな問題も無く、元気に過ごしています。最後まで自分が納得する治療を諦めずに探し求める気持ちを持ち続けることが大切だと感じました。セカンドオピニオンは、必ず受けて頂きたいです。精子は死滅していますが、男性機能は維持できています。

患者さんへの質問:
もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選びますか?

「はい、この治療を選びます」


滋賀 須野辺


 

滋賀 須野辺さん、インタビューへの回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。

ちょうど、宇治病院で治療再開の時期になって幸いでしたね、55歳というお若い年齢での治療、おっやる通り生涯続くかもしれない尿漏れのリスクは、なんとしても回避したいところです。
経過は順調ですね、よろしければPSAの推移もお送りください