トリモダリティ療法 小倉 柴尾

カテゴリー: トリモダリティ療法 滋賀医大

お住まいの地域:福岡県

治療を受けるまでの経緯は?

 2016年11月の65歳の定期健康診断時に、オプションで初めてのPSA検査を受けたら、PSAが27と高く、市内のクリニックで12月に生検を受けたが、癌細胞に当たらなかった。その後1年の経過観察中に、PSAは30,26,29,36となったところで、北九州市立医療センターを紹介され、2018年1月に再度生検を受け、12本中4本で陽性であった。骨シンチとCT検査では、転移はなかった。

 治療成績はどちらも同じだから、外部照射か手術を選ぶように言われて、外部照射を選択した。その後、PSAの検査を受けるように勧めてくれた義兄の前立腺癌が骨に転移したことを知り怖くなり、ネットで調べ、外部照射のための型取りの予約をキャンセルし、岡本先生のトリモダリテイを選択した。

 2018年8月に岡本先生の初診を受け、2019年6月-8月に滋賀医科大学でトリモダリテイを受けた。岡本先生の治療が2019年6月までと知り、間に合うのか不安だった。

 PSA:36
 グリソンスコア:4+4=8
 陽性率: 33%(生検 12本中陽性 4本)
 T分類:T3aN0M0
 診断時年齢:66歳
 触診の結果は?:左葉にしこりがある

治療後にどう感じましたか

治療予定の方は現在の気持ち

 私は、超高リスクだったので、岡本医師の治療を2019年6月4日に受けて、これで完治することができると思うと、術後のストレッチャーの上で涙が出てきた。外部照射中は、下痢気味になったが、それ以外は大きな副作用はなく、楽な治療だった。ただ、ホルモン療法では、ホットフラッシュがつらかった。

現在の経過、伝えたいことなど

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

 経過観察は、「くどうクリニック」→「宇治病院」で受診していて、PSAは2020年は0.007(4月)、0.029(8月)、0.084(11月)、2021年は0.111(3月)、0.230(7月)、0.344(11月)とわずかながら上昇を続け、再発かとの思いもよぎったが、2022年に0.205(4月)と下がり、「転移はなかったので、もう心配しなくてもいいです」との言葉をいただき、帰りの新幹線の中で、うれしくて涙ぐみました。

 優れた医師を、組織を守るために滋賀医科大学から追放した、大学の執行部に対し、抗議の意を表したい。また、岡本医師の優れた手技と、完治させるという強い意思に対し、改めて感謝したい。

 患者は、再発のない治療を選ばなければならない。医者は、再発のない治療を目指すべきである。そのためには、患者は、前立腺癌のことをくわしく勉強し、再発のない治療を実行する医者を選ぶべきである。

 手術と小線源治療を比較すると、低リスクから高リスクまでを含めて、合併症の内容も合わせて考えると、小線源治療の方が、優れていると思う。外科手術を専門とする泌尿器科の医師は、せめて、手術と外照射だけでなく、自己の病院では実施していなくても、小線源治療という方法もあることを、患者に伝えるべきである。
 男性機能は、回復していません。

患者さんへの質問:
もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選びますか?

「はい、この治療を選びます」


小倉 柴尾


 

小倉 柴尾さん、インタビューへの回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。
また、あとで私のコメントをここに記入させていただきます。

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