大津地裁:「病院側は治療を妨害してはならない」

大津地裁は、前立腺がん治療継続求める患者側の訴え認め「病院側は治療を妨害してはならない」とした

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「病院側は治療を妨害してはならない」前立腺がん治療継続求める患者の訴え認める 大津地裁
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滋賀医大附属病院の特殊がん治療「小線源治療」継続認める決定 大津地裁
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「治療続けて」前立腺がん患者の切実な願い認める仮処分決定
 フジ・ニュースネットワーク(FNN)
 関西テレビ 5/20(月) 19:40│Yahooニュース

岡本医師の治療継続を仮処分認める決定/滋賀
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司法が画期的判断! 滋賀医大附属病院を相手取り「治療妨害の禁止」を求めた岡本医師と患者7名の仮処分申立て、大津地裁が請求を認める決定下す!
外部リンク▲ デジタル鹿砦社通信 田所敏夫

 

ABCニュース│関西ニュース 05/20 19:18

「病院側は治療を妨害してはならない」前立腺がん治療継続求める患者の訴え認める 大津地裁


滋賀医大病院で、がん患者らが治療を受けられなくなる問題で、当面治療の継続を認める仮処分決定が出ました。

滋賀医大病院の岡本圭生医師は「小線源治療」という前立腺がんの治療を続けてきましたが、大学は、この治療を来月末で終えると決定。岡本医師らは、未経験の医師に治療をさせるという大学の計画に反対したことが背景にあると主張しています。患者らは7月以降も治療の継続を求めて大津地裁に訴え、裁判所は20日「病院側は治療を妨害してはならない」と、訴えの一部を認める仮処分決定をしました。認められた治療は11月末までですが、この間に60人を治療できるということです。

 

■MBSニュース│Yahooニュース

滋賀医大附属病院の特殊がん治療「小線源治療」継続認める決定 大津地裁
MBSニュース 5/20(月) 17:15配信

 滋賀医科大学附属病院で前立腺がんのベテラン医師の治療が打ち切られることを受け、患者らが治療の継続を求めて仮処分を申し立てていましたが、大津地裁は20日、治療の継続を認める決定を出しました。

 申し立てを行っていたのは、前立腺がんの患者7人と「小線源治療」とよばれる特殊な放射線治療の実績がある滋賀医科大学の岡本圭生特任教授(58)です。滋賀医大は今年12月に任期切れを迎える岡本医師の手術を6月で打ち切り、別の医師が小線源治療を実施すると一方的に通告、これに反発する患者らが岡本医師による治療の継続を求めていました。岡本医師の行う治療は再発のリスクのある患者にも極めて高い効果があるとされていて、治療を希望する患者が全国から集まっていました。

 大津地裁は20日、「岡本医師が治療の適応があると判断し、患者からも同意を得ている治療を病院側は妨害してはならない」として、11月まで治療を継続して実施できるとする決定を出しました。

 「これを機に医療の在り方をメディアの方も含めて社会で考えて、あるべき姿に戻していっていただきたい」(岡本圭生医師)

 滋賀医大の小線源治療をめぐっては、「経験がない別の医師が患者に説明せず治療を行おうとした」として、複数の患者が損害賠償を求めて裁判を起こしています。
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MBSニュース

 

■ びわ湖放送│Yahooニュース

岡本医師の治療継続を仮処分認める決定/滋賀
5/20(月) 19:31配信 BBCびわ湖放送

滋賀医科大学附属病院で、6月での打ち切りが決まっていた放射線治療を続けて行えるよう男性医師が病院に対し、仮処分を申し立てた問題について、大津地裁は20日、この仮処分を認める決定を出しました。

仮処分を求めていたのは、滋賀医科大学附属病院の岡本圭生医師です。

申立書などによりますと、岡本医師は、前立腺がんの患者を対象に独自のプログラムに基づく放射線治療を民間の寄付金を受けて行う「寄付講座」として実施していましたが、病院側が、今年いっぱいでの講座終了と、6月での治療打ち切りを一方的に決定し、7月以降の治療を行えなくなったとしています。

岡本医師と患者らは、滋賀医大が治療を妨害してはならないと講座終了までの手術の継続を求めていて、大津地裁の西岡繁靖裁判長は20日、滋賀医大と岡本医師の契約上、「制限を排除することを求める権利を有する」としてこの仮処分を認める決定を出しました。

岡本医師は来年以降も、「必要とされるならばこの治療を続けたい」としています。

一方、滋賀医大はびわ湖放送の取材に対し、「決定内容を確認していないのでコメントできない」としています。

最終更新:5/20(月) 19:31
BBCびわ湖放送