小線源単独療法 名古屋 渡辺
お住まいの地域:愛知県
治療を受けるまでの経緯は?
50歳半ばを過ぎたころからPSA4前後を推移する様になり地元の泌尿器科で経過観察していましたが、2019年1月の健康診断で6.56に上昇。
また、尿管結石の肥大化も進行して来た為それを契機に名古屋医療センターにてレーザー粉砕手術と合わせて生検を受けました。その時点でPSA 9.89まで上がっていました。2019年7月の事です。
2019年8月 前立腺癌告知を受け、同病院にてダビンチによる前立腺全摘を勧められましたが、全摘による後遺症を懸念し、妻のネット検索にて岡本メソッドを知りました。
小線源治療をする病院は地元にも3病院ほどありましたが、どこよりも経験と実績、評判の高い岡本先生の治療を希望し滋賀医大に問い合わせましたが、小線源外来に直接問い合わせてくれと言われメールしたところ、岡本先生ご本人から診察して頂けるとの直接のメール回答に感極まった記憶です。癌告知から10日後の事でした。
その年の年末で手術を受けられなくなるという話を聞いていた為、直ぐに転院手続きを取って頂けた名古屋医療センターの担当医の先生にも感謝しています。お陰様で初診日の朝、紹介状とプレパラートを受け取りその足で滋賀医大に向かう事が出来、手術は2019年11月19日の3例目。滋賀医大で行われた手術では最後から4番目に滑り込みセーフでした。
PSA:9.89
グリソンスコア:7(4 + 3)
陽性率:40%(生検10 本中 陽性4本)
T分類:T2b
診断時年齢: 57歳
触診の結果は?:生検は両葉から、メインは#5 イラストから、左辺縁 尖部よりと考えられる。直腸診は、右に結節ありそう MRIは所見はっきりしない。
2019.11.19 I125 seed implant 施行(小線源単独療法)最終的に 20.86ccの前立腺に対し手11.0MBq AGX 80個留置。D90=90.8Gy V100=99.51% R100=0.08cc UD30=213.73Gy で終了。
治療後にどう感じましたか
治療予定の方は現在の気持ち
手術前から通院の都度、滋賀医大に入院中の患者会の方たちにお会いする事が出来、多くの情報を得られたこともあり不安はありませんでした。手術も術後もその評判通りで順調な経過でした。
が、個人的な心配事だった起立性頭痛を退院時に発症し、1週間自宅安静が必要でした。ただしこれは、下半身麻酔の為の脊椎注射に起因するもので、小線源療法の問題ではありません。
結石手術の際も同じ経験をしており、どうも脊椎麻酔の注射時に出血が多くなる体質の場合その覚悟が要るようです。患者会の方にも起立性頭痛の経験者は居られましたが、個人差があり大半は問題ない様です。
また、自分は身体が硬いので、手術台で足を固定された態勢での2時間が辛くはありましたが、手術自体に痛みや不安は有りませんでした。
現在の経過、伝えたいことなど
差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。
術後1年半余りが経過し、今では手術前となんら変わりない生活を送る事が出来、至って順調です。3ヶ月毎に岡本先生の診察を受けており、PSAは4前後と未だ低くは有りませんが、これも個人差があるとの事でこの先も経過観察の予定です。
術後間もないころは、毎夜数回トイレに立つことや、用を足す寸前の失禁なども有りましたが頻度は低く、自分の場合中間リスクで単独治療でしたので副作用も少なく済んだものと思われます。
男性機能について、余り書かれる方が少ない様ですので気になる方の参考に記載しておきます。ユリーフの副作用で精子が出なくなると聞いており、その通りになりました。術後半年ころに興味本位で確認したところ、射精感は有るものの何も出てこない上に重く鈍い感覚だけが残り不快だった記憶です。その後ユリーフの服用をやめても良いと診断され、1年半経った今では何もなかったかの様に回復しています。
あの時言われるがまま全摘していたらと思うと、全てにおいて有り得ない程の良い経過だと感謝しかありません。
長らく中断していた岡本メソッドは、宇治病院で2021年7月から再開されるそうで、待機患者の方々が一刻も早く治療を受けられることを願っています。
患者さんへの質問:
もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選びますか?
私は 「はい、この治療を選びます」と答えた。
名古屋 渡辺
名古屋 渡辺さん、インタビューへの回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。
また、あとで私のコメントをここに記入させていただきます。