治療を受けるまでの経緯は?
約3年間ほど前から前立腺肥大のため、吹田市済生会病院に通って薬をもらっていました。ところが2016年10月に主治医からPSAの値が上昇したので前立腺がんの検査をするように言われ、11月にMRI・前立腺生検・CTの検査を受けました。
MRIの結果を聞きに受診したところ、その画像見ての第一声が「これはがんです」と藪から棒に言い放たれました。わたくしはとっさに理解できませんでした。前立腺肥大症から「突然がんという宣告」を受け、なんだか真摯に受け取れませんでした。後日生検の結果を妻と同席するように言われました。
前立腺生検の結果は11本中3本にがんが見受けられグリソンスコアー 4+4=8とのことでした。
手術による摘出との診断でした。前立腺生検前日の入院時、病室の患者3人とも前立腺摘出手術をしておられました。わたくしはそのときは手術で仕方がないと、妻に言いましたが、妻はその夜から”手術をしないで治療ができないか”とインターネットで前立腺がん治療の情報を集め始めました。
結局、妻は娘とも相談しながら、滋賀医科大学付属病院の岡本先生にたどり着いたようです。メールで妻が相談したところ、年末にも関わらずその翌日に、岡本先生から回答があり、診察予約を取ってくださいました。
私はそのいきさつを聞いて、家族のありがたさが身に染みました。日頃家族に文句ばかり言い暴言を吐いてきました自分に、こんなに懸命になって優秀な医師を探してくれたことを思うと感謝の気持ちでいっぱいです。
PSA:8.570
グリソンスコア:8 4+4=8
陽性率:27 %(生検 11本中陽性 3本)
T分類:
診断時年齢:70 歳
触診の結果は?:
治療後にどう感じましたか
もし、自分の考えだけなら”手術による前立腺がんの治療”を選んでいたかもしれません。私はいつも、何も考えずに主治医に言われるまま手術をしていたこと、それが普通と考えてきたことが大きな間違いであることに気づきました。
岡本先生の「小線源治療」を受け、経過観察中ですが不安はありません。何よりも治療退院後の診察で岡本先生から「あなたのがんは完治します」とおっしゃって驚きました。がんと言えば不治の病、延命は難しいと苦慮していましたのに、先生の言葉に勇気づけられ、人生に光が差し込みました。この授かった命、先生にご恩をお返しするつもりで「自分は差し置いても、人のためそして家族のために生かされた命を尽くそうと決心いたしました。」
また、私の友人知人に、前立腺がんが発症したなら岡本先生を訪ねなさいと勧めています。
滋賀医大で治療を受けた方
・治療が打ち切られることについて
私は岡本先生が大学側が予定している滋賀医科大学付属病院を契約満了という名の元における圧政から、断固として岡本先生を守らなければならないと考えます。
がん患者は長期的にリスクが重くのしかかる病気です。治療してからの診察および経過観察が必要です。患者は治療が始まったときから滋賀医科大学付属病院の岡本先生に命を託しているのです。
医者が患者ファーストを遵守できないようでは医者失格です。
岡本先生の治療が打ち切られますと、私は迷い生きる力を失います。やはり、岡本先生が排除されてしまう前に知的行動力と社会慣習に見合う活動により断罪する必要があると思います。
言い忘れがあればここに・・
もし、私が時を遡れたとしたら、同じ治療を選ぶかと問われたが、
私は 「はい、この治療を選びます」と答えた。 吹田 夷
※ 吹田 夷 さん回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。