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治療を受けるまでの経緯は?
地元の病院で検査したところ、PSAが2011年2.96、2015年5.16、2016年6.23 と上昇したので生検をうけたところ、Geasonスコア3+3=6の前立腺癌と診断されました。
担当医からホルモン治療を推奨されたが、2006年に行った尿管癌手術(根治)では抗がん剤治療を含め大変な経験をしました。今回は早期に根治出来る治療法をと、ダビンチによる全摘手術、そして知人が小線源治療を受けた県内の医療機関の紹介を頂きました。
この医療機関ではGeasonスコア3+4=7 という診断で小線源治療を推奨されました。
ここの小線源法(2016年)では、低リスク患者(7年後の非再発率74%)が対象で、中間リスクの非再発率は不明でした。放射線量も基準144Gyという事でした。
改めてインターネットで調べたところ小線源法の名医である岡本先生の存在と実績を知りました。副作用なく高い精度で最大限の数のシード線源を配置する高線量(190Gy~)治療(岡本メソッド)です。
その結果として生まれる驚くべき非再発率(中間リスク96.9%)でした。この治療方法は私の探していたものだと思いメールを送りました。その後早速の返信を頂き大変驚き感激しました。
早速この医療機関から紹介状とプレパラートを受け取り岡本先生の診断を受けました。
初診時(2016年8月)すでに1か月間行われていた不要なホルモン療法は休止。 経会陰生検の右2本 Geasonスコア4+3T2c 病歴から監視療法を選択。
(2018年1月)PSA7.4に上昇。MRI再検にて病変あり。再生検を行う。 立体生検で#13Geasonスコア3+3 #15Geasonスコア4+4
経会陰生検の右2本で Geasonスコア4+3T2cHighest
(2018年9月)72歳 小線源単独療法手術
PSA:7.4
グリソンスコア:4+3
陽性率: 25%(生検 16本中陽性 4本)
T分類:T2cHighest
診断時年齢: 72歳
触診の結果は?:17.8cc
治療後にどう感じましたか
治療予定の方は現在の気持ち
この様に完成された小線源治療に出会い手術を受けられたという事に感謝の気持ちで一杯です。
がん患者が無駄に迷うことが無いよう、岡本メソッドが標準治療として認知され、非再発率、低コストの面から第一選択肢という事が分かりやすかったらと思います。
症状では手術後4ヶ月程度で頻尿は収まりましたが、1年後再び半年間ほど頻尿がありました。
これはシロドシン、ベシケア錠の処方で治まり、その後なんの支障もなく日常生活を送っています。
現在の経過、伝えたいことなど
差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。
家内の体が衰弱しており今はその方が心配です。男性機能は年齢的な衰えを感じています。
患者さんへの質問:
もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選びますか?
「はい、この治療を選びます」