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治療を受けるまでの経緯は?
2015年10月の職場の健康診断で、PSAが初めて4を超え精密検査を指示されました。その後、3か月に1回、PSA検査を行いようになりました。PSAはアップダウンをしながらも、じわじわと上がっていき、ついに9台へと上がってきたので、2018年3月に生検を行ったところ、15本中1本でがんが見つかりました。しかも、そのガンは4+4の悪性であるとの判断でした。
主治医からは、ガンはまだ小さいが、”悪い顔つき”の悪性であるため、全摘手術を強く勧められました。
私は全摘手術にはどうしても抵抗があり、また、調べれば調べるほど、尿障害等に苦しむ患者さんが多いことを知りました。そのため、必死でより良い治療はないかと探索した結果、滋賀医大の岡本先生の講演ビデオをネットで拝聴し、これこそ自分が求めている治療だと確信しました。
岡本先生が、メールでの直接の問い合わせに応じておられるのには驚き、また感動しました。早々にお返事をいただき、2018年8月に主治医の紹介状をいただいて、初めて岡本先生を受診しました。
PSA:9.95ng/ml
グリソンスコア:4+4
陽性率:生検15本中陽性1本
診断時年齢:57歳
治療後にどう感じましたか
治療予定の方は現在の気持ち
岡本先生への初受診から約10か月後の2019年6月に4日間入院し、手術をしていただきました。グリソンスコアは最初の病院では4+4でしたが、滋賀医大の見立ては3+4の中リスクとなり、小線源単独治療となりました。
まったく痛みはないと先輩患者さんからもお聞きはしていたものの、シード線源を100本以上も打ち込むので内心は少しビクビクしていました。生検の時も半身麻酔でしたが、けっこう気持ちの悪い鈍痛を感じたので、それがトラウマになっていたのかも知れません。
しかし、今回の手術は本当にまったく痛みはなく、術中、岡本先生と放射線科のA先生との息の合った会話もよく聞こえ、エコーの画像も冷静に見ることができました。途中で居眠りしたらしく、岡本先生からは、「よう寝てはりましたな」と言われました。
翌日の夕方、抗生剤の点滴やカテーテルが取れると気分は爽快。木曜日の朝には早々に退院できて、元気に帰宅できました。家族や友人、知人が手術したときは、退院直後はみなぐったりとしていたように思いますが、そうしたしんどさはまったくありませんでした。尿の出方が少し緩やかになったかなという感覚はありますが、とくに辛さはありません。
退院翌日は、仕事が少し忙しい時期であるため、通常どおりに出勤しましたが、いつもどおりに仕事ができました。ある同僚は、「火曜日に手術した人が、金曜日には出てきて普通に仕事しているなんて、ものすごく進んだ治療を受けたんですね」と驚いていました。
ガン治療というと、みな”つらい”イメージを持っていますが、岡本メソッドは本当に身体への負担が少ない治療であることを、身をもって体験しました。
滋賀で、治療が打ち切られることについて
これだけ負担が軽く、かつ、非再発率の高い治療なので、私と同じように前立腺ガンに不安をいただく患者さんに受けていただきたい治療です。それを滋賀医科大学病院のトップが執拗にやめさせようとしていることは、どう考えてもおかしな話です。
「そんなに素晴らしい治療なら、ほかの病院へ移動すればい」という意見も良く聞きますが、大学病院でないとできない仕事があります。それは講座で後進を育てていただくことです。現に今回の手術で岡本先生と一緒に担当いただいたA先生は、この講座のなかで研鑽を積まれた方です。人材育成の面からも、岡本メソッドの継続は不可欠だと思います。
言い忘れがあればここに・・
入院中、病棟や小線源治療室の看護師さん、放射線技師さんたちも親身になってケアをしていただきました。現場は優れたスタッフばかりなのに、トップが腐っていることは患者の身ならず、スタッフにとっても不幸なことです。
もし、私が時を遡れたとしたら、同じ治療を選ぶかと問われたが、
私は 「はい、この治療を選びます」と答えた。 京都 松田
※ 京都 松田 さん回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。