治療を受けるまでの経緯は?
2016年秋、市の健診でPSA5.42で再検査になりました。自覚症状は何も無いしたいした事ないだろうと思いましたが一応地元の大学病院で検査しました。結果、入院して生検をすることになりました。
ドキドキして結果を聞きに行くと、顔つきの悪いがん細胞でグリソンスコア9、高リスクの命にかかわるレベルの前立腺がんですとの宣告。PSA値はそれ程高くないから、そこまで深刻な状態とは思いもよらなかったのです。全摘手術をしても再発の可能性があるが、その時は放射線治療をします。最初に放射線治療をやって再発した場合には後から全摘手術はできません。などなど心の整理ができないまま説明を聞き、どの治療法にするか夫婦で決めてきてくださいと言われました。どうするのが良いかまるでわからないし、落ち込んでいる余裕もないので本を買って読んだりインターネットで治療体験を読んだりして必死に調べました。
前立腺がんは再発しやすいが他のがんと違って再発が死に直結しない。しかし治療費もかさみ精神的肉体的経済的負担も大きいと知りました。私のような高リスクのがんでも再発のリスクが極めて少ないトリモダリテイ治療に光を見出しました。小線源治療をしている病院はあるけれども、高リスク患者に実施している所はあまりなく滋賀医科大学病院は高リスクにもホルモン療法、小線源治療、放射線外部照射を合わせて行うトリモダリテイ治療で良い結果が出ていることを知りました。
おこがましいとは思いつつ我が身の命がかかっていることゆえワラにもすがる思いで、岡本医師にメールさせていただきました。2017年3月30日診ていただける事になりました。なるべくホルモン治療はしたくないとおっしゃっていましたがPSA値が上がりにくいたちのがん細胞だがグリソンスコア9で被膜浸潤が疑われるのでトリモダリテイで治療していただくことになりました。
PSA:5.42
グリソンスコア:9
陽性率:30 %(生検 本中陽性 本)
T分類:T3a
診断時年齢:67 歳
触診の結果は?:少ししこり
治療後にどう感じましたか
治療予定の方は現在の気持ち
今治療後3か月半です。多少頻尿気味ですが今まで通り仕事をしています。ホルモン薬もあと5日で飲み終わります。夫婦で旅行したり、時には子供や孫とバーベキューに出かけたりして、自然の中に身を置く時、深呼吸しながら幸せをかみしめます。命にかかわる、質の悪いがんだと宣告されてショックを受け落ち込みました。この治療法に出会うまで、自然を味わうとか、とてもそんな気になれなかったです。
滋賀で、治療が打ち切られることについて
前立腺がんは遺伝的要素もあるとききます。私には息子が2人おりますので内心体質が似なければいいなあと思います。このがんは増えているといいます。おとなしい性質の場合は進行もゆっくりで、高齢の場合あまり心配ないようですが、私のようにほっておけば命にかかわる場合は深刻です。中リスク高リスク超高リスクそれぞれの患者に合った小線源治療、トリモダリテイ治療が全国どこに住んでいても受けられるようになってほしいと切に願います。滋賀医科大学病院は全国展開の重要な拠点です。今回の岡本医師の治療打ち切りは日本の医療にとっておおきな損失であり大打撃です。岡本メソッドをあちこちに根付かせてほしい。
言い忘れがあればここに・・
もし、私が時を遡れたとしたら、同じ治療を選ぶかと問われたが、
私は 「はい、この治療を選びます」と答えた。 愛知 新木
※ 愛知 新木 さん回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。