トリモダリティ療法 明石 小川

治療を受けるまでの経緯は?

血糖値の検査のために行った近所の内科医院で、ついでにPSA値も調べてもらいました。会社の健康診項目にはPSAの項目はなく、66歳にして初めての検査でした。結果はPSA120(正常値は4以下)で単位を間違えてるんじゃないかと思う様な高い数値でした。前立腺癌の可能性が極めて高いと診断され驚愕しました。

自覚症状はなにもありませんでした。紹介状をもらって神戸の総合病院で入院検査の結果、超高リスクの前立腺癌と診断されました。骨盤内転移、リンパ節転移は認められないが精嚢への浸潤があり、悪性度も高いので摘出手術は無理とのこと。根治は難しいかもしれないがIMRTによる外部放射線治療で最善を尽くしますと言われ、悶々としながら治療の日を待っていました。

その間、藁にもすがる気持ちで書籍やインターネットを調べました。「前立腺がん最善医療のすすめ」という本やインターネット(腺友倶楽部)のアドバイス等で辿り着いたのが滋賀医大病院の岡本医師の治療でした。私のような超高リスク癌でもトリモダリティー治療で根治できるとのお言葉で希望が湧き、受診をお願いしました。

 PSA:120
 グリソンスコア:10
 陽性率:100%(生検 6本中陽性 6本)
 T分類:T3bN0M0
 診断時年齢:67歳
 触診の結果は?:

治療後にどう感じましたか

治療予定の方は現在の気持ち

小線源治療、その後の外部放射線照射共に痛みも感じず、こんなものでいいのかと思うぐらい楽に終了しまた。
現在、治療後4年が経過しました。最初の2年間程は副作用で頻尿、切迫性頻尿、ホットフラッシュ(突然体がほてって汗が多量に出る現象)があったものの生活に大きな支障はなく、治療前と変わらない生活ができました。3年経った頃には完治と診断され、改めてこの先生を頼ってきてよかったと感謝しています。今では、自分ががん患者であることすら忘れかけています。

滋賀で、治療が打ち切られることについて

私のような高リスク前立腺がんでも非再発率96.3%という実績を誇るこの治療は絶対に打ち切られてはなりません。逆にこの素晴らしいメソッドを岡本医師主導のもと継続発展させることが国立大学である滋賀医大の責務だと考えます。2020年には前立腺がんは男性で最も多いがんになると言われており、2016年統計では死亡者は11,000人を超えています。一人でも多くの人が私のように完治の喜びを味わえることを願ってやみません。

言い忘れがあればここに・・

もし、私が時を遡れたとしたら、同じ治療を選ぶかと問われたが、
私は 「はい、この治療を選びます」と答えた。  明石 小川

※ 明石 小川 さん回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。

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