小線源単独 宇治病院 兵庫 遠藤

カテゴリー: 小線源単独療法   宇治病院

治療を受けるまでの経緯は?

針生検
定期的に地元のクリニックにて前立腺の検査を受けていたが、2021年11月PSA値が、7.66に上昇したことから、生検を勧められ関西労災病院で経直腸生検を受ける。
通常、生検を受ける前にMRI検査を受けることになるが、私は、ICD(植込み型除細動器)が体内に入っていてMRI検査が受けれないので、思い切って針生検を受けることにした。
針生検の結果、10本検査した中から3本に癌が見つかる。(GS=4+3)骨シンチと造影CTの検査を行った結果、幸い転移は認められなかった。

全摘手術を進められたが、インターネットや書籍での情報収集、諸先輩にも相談し「局所再発率ゼロを目指す治療」岡本先生の小線源治療を受けたいと考え、宇治病院のホームページから岡本先生にメールを出して相談、すると直ぐに返事をいただき、紹介状と必要なデータを準備して受診することになった。

岡本先生より、小線源治療の単独高線量でよいと考えるが、経会陰生検による完全マッピング生検が小線源治療の術前情報として必要との説明を受け、2022年2月に経会陰生検を受ける。
34本中6本からガンが見つかる(4+3の中間リスク)。MRI検査が受けれない事が大きな心配事だったが、経会陰生検より前立腺がんの詳細な情報が掴めるので治療にはまったく問題無いと説明を受け、安心して密封小線源前立腺永久挿入術(単独療法)の治療を受けることとした。

 PSA:7.91
 グリソンスコア:4+3
 陽性率:30%(生検10本中陽性3本)
 T分類:Tlc(MRI不可)
 診断時年齢:59歳
 触診の結果は?:結節なし。前立腺体積29.72cc

治療後にどう感じましたか

治療予定の方は現在の気持ち

治療は、経会陰生検と同じような感じで下半身麻酔にて実施され、全く痛みは無く、約1時間半で治療を終え予定意通り2泊3日で退院。退院後、麻酔の影響か1週間程度、軽い頭痛と首の痛みが出たがその後回復。本当に肉体的にも精神的にも負担の少ない治療と思います。

治療後の診察時に岡本先生から、自分自身のCT画像を見ながら治療内容(前立腺癌をやっつける作戦)の説明を受ける。100本のシードが尿道や大腸を上手く避けながら見事に前立腺癌に対して計画通りにマッピングされている画像を見て、素人ながらにもその手技の凄さを実感し改めて岡本先生の治療を受ける事が出来て良かったと感じました。

現在の経過、伝えたいことなど

差し支えなければ、男性機能はどうなりましたか?、教えてください。

現在、治療後4ヶ月経過しましたが、PSAは順調に低下、治療前に比べると頻尿状態ですが時間と共に改善すると考えています。なにより日常生活の中でガンを意識することなく過ごすことが出来ています。

一般的に前立腺がんは進行の遅い癌ですので、ガンを宣告されても慌てて治療法を決めることは無く、前立腺がんを専門とする医師にセカンドオピニオン、サードオピニオンを受けたり、その他もろもろの情報を集め前立腺がんという病気を勉強し自分自身の病態も理解した上で納得する治療を受けることが最も大切と思います。
私は、NPO法人腺友倶楽部(腺友ネット)の情報や安江博著「一流の前立腺がん患者になれ。最適な治療を受けるために」が前立腺がんを理解する上で大変参考になりました。

男性機能は維持されています。

患者さんへの質問:
もし、時を遡れたとしたら、同じ治療を選びますか?

「はい、この治療を選びます」


兵庫県 遠藤


 

兵庫県 遠藤さん、インタビューへの回答ありがとうこざいました。もしこの回答内容を変更したい場合は、再度ご記入いただければ、差し替えさせていただきます。
また、あとで私のコメントをここに記入させていただきます。

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